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【三幸学園】コドモンと包括連携協定を締結し、保育現場でICTを活用できる人材の育成やキャリア職支援を全国で推進

教育人財開発機構 編集部 2022.11.16

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【三幸学園】コドモンと包括連携協定を締結し、保育現場でICTを活用できる人材の育成やキャリア職支援を全国で推進
三幸学園は、保育・教育施設向けICTサービス等を提供するコドモンと包括連携協定を締結した。全国の保育士養成校において、2022年11月より保育ICTに関する授業を行い、保育の現場でICTを活用できる人材育成を開始する。ICTを使いこなせる人材が増えることで、保育の質向上や業務負担の軽減などを目指す。
学校法人三幸学園(本社:東京都文京区、理事長:昼間一彦)は、保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(以下、コドモン)」を始めとした各種サービスを提供する株式会社コドモン(本社:東京港区三田、代表取締役:小池義則)と、11月1日付で包括連携協定を締結したことをお知らせする。全国の三幸学園の保育士養成校において、2022年11月より保育ICTに関する授業を行い、保育の現場でICTを活用できる人材育成を開始する。ICTを使いこなせる人材が増えることで、保育の質向上や業務負担の軽減などを目指す。

●包括連携協定締結の目的と背景
背景として、保育業界全体での保育士不足が問題になっている。その一方で、保育者の専門性や資質は、子どもの健やかな発達と密接に関わり、保育の質を構成する重要な要素であることから、保育士を目指す学生への教育も重要である。
今回、全国に11校のこども専門学校を展開する三幸学園とコドモンが協業することにより、全国の保育士を目指す学生や現役保育者・潜在保育士の人材育成・就職・キャリア形成を両社が連携し、切れ目のない支援をすることが目的となる。

●具体的な取り組み内容
1.ICTに関する授業の実施
  現在の保育業界(園内でのICT活用について)に関する講義の実施
  講師への研修および学生への講義をコドモンが実施
2.保育ICTサービス「コドモン」の授業内での活用
3.実習日誌のICT化
  小田原市での「コドモン」を活用した実習日誌の作成(実証実験)
4.保育学生への就職支援・情報提供
  施設情報サイト「ホイシル」の紹介
  →高い資質を持った保育学生の育成と、ミスマッチのない就活に寄与

●今後の展望
1.将来の保育人材を増やす取り組みに関すること(中学・高校等の生徒に対して保育の担い手を増やす活動を行う)
中学生・高校生の早期段階にて、保育業界、保育士という職業に対する興味・関心の喚起につながる活動を行っていく。主に、保育のやりがいや業務内容、保育業界におけるICT活用の普及、保育士の福利厚生や賃金改善の現状など、正しい情報を三幸学園のこども専門学校のオープンキャンパス等で発信する。

2.保育人材育成、就職支援に関すること(保育ICTに関する教育や保育の質に関する教育の実施、求人紹介を行う)
未来の保育を担う学生に「保育ICT」を認知してもらい、ICT導入事例をもとに、保育士の業務負担軽減の効果や、導入園の運用について正しく学び、入職後に実践可能な人材を育てる。また、株式会社コドモンが運営する全国の保育園の魅力や特徴を紹介する施設情報サイト「ホイシル」を通し、保育者を志す学生の就職活動をサポートする。

3.保育分野に係る情報の共有に関すること(学生の意識調査/アンケートの実施)
学生へ保育業界に対する意識調査を実施する。調査結果は授業内容の改善に役立てるほか、レポートにまとめ保育現場へ共有するなど、保育現場の働きやすい環境づくりに寄与する。

4.保育・児童福祉施設職員のキャリア形成に関すること(学生や現役保育士に対しての研修)
保育学生や現役保育者・潜在保育士に対して、長期就労を目的とした研修を実施する。保育学生には長期的な展望を持ちながら保育士としてのキャリア形成をイメージできる研修をオンライン等で実施。また、現役保育者や潜在保育士の卒業生に対しても、養成校を中心とした保育士コミュニティを作成し、保育の質や働き方に関する意見交換会を実施する。また、卒業生から保育学生に向けて情報共有を率先して行える場を提供する。