• ホーム
  • 高等教育専門ニュース
  • 【ユニフォームネット】会津型の伝統的紋柄で「日本一カッコいい賞状」をデザイン!学生がデザインコンペに挑む

【ユニフォームネット】会津型の伝統的紋柄で「日本一カッコいい賞状」をデザイン!学生がデザインコンペに挑む

教育人財開発機構 編集部 2022.08.17

  • 高等教育機関
  • 独自の取り組み
  • ニュース
【ユニフォームネット】会津型の伝統的紋柄で「日本一カッコいい賞状」をデザイン!学生がデザインコンペに挑む
ユニフォームネットは、喜多方市と国際アート&デザイン大学校と協力し、産学連携事業としてデザインコンペを開催する。「日本一カッコいい賞状」をテーマに、学生より作品を募集する。上位入賞者の作品は、実際に使用可能な賞状として印刷し、市へ寄贈を予定している。
ユニフォーム専門商社(株)ユニフォームネットは、これまでも創業の地である福島県内での取り組みや地域への貢献を目指した活動を行ってきた。
学校法人国際総合学園FSGカレッジリーグ 国際アート&デザイン大学校(福島県郡山市)との産学連携事業は2019年からスタートし、今年で4回目となる催しである。

 

福島県ならびに喜多方市の有形民俗文化財である喜多方の染型紙「会津型」の伝統的な紋柄を用いたデザインコンペを今年も開催。

ユニフォーム専門商社の株式会社ユニフォームネットと喜多方市、そして学校法人国際総合学園FSGカレッジリーグ 国際アート&デザイン大学校が協力し、産学連携事業として実施する。

第4回目となる今回の題材は、会津型紋柄を取り入れた<賞状>。
【日本一カッコいい賞状】をテーマに、グラフィックデザイン科在籍学生より作品を募集する。


 
▲開始に向けて6月には校内説明会を実施
▲開始に向けて6月には校内説明会を実施

また、今年は有限会社サンクラール(大阪)の協力のもと、印刷技法の講義なども交えながらのコンペとなり、これまでとは異なる角度から会津型の魅力を引き出してくれる作品の登場が期待できる。

講義を受けた参加者からは「サンクラール様の特別授業を受け、初めて特殊箔印刷技術というものを知りました。オンラインの中ではありましたが、実際にプロの作品を拝見した際は、大変魅了され、有意義な時間となりました。今回の講義をデザイン制作に活かしていきたいと思います」と喜びの声があがり、コンペへの意欲が膨らんだ様子だった。
 
▲有限会社サンクラールの特殊箔印刷技術『Sプリズムプリント』と会津型の紋柄でこれまでにない賞状を目指す
▲有限会社サンクラールの特殊箔印刷技術『Sプリズムプリント』と会津型の紋柄で
これまでにない賞状を目指す

受賞作発表は9月を予定。上位入賞者の作品は実際に使用可能な賞状として印刷し、喜多方市に寄贈を予定している。
ユニフォームネットは、会津型の普及やプロジェクトの発展だけに留まらず、学生の皆さんのための機会創出にも目を向け、今後も取り組んでいく。
 
●喜多方の染型紙「会津型」とは
江戸時代から着物の柄を染めるため使われてきた染型紙(そめかたがみ)。
伊勢白子や京都、江戸に並ぶ一大産地として喜多方(福島県会津地方)にも染型紙文化があり、東北地方の服飾文化に寄与していた。
海外からの技術の流入により、1935年に途絶えたものの、その半世紀後に現存する染型紙37,000点が発見された。
現在では、福島県および喜多方市の有形民俗文化財となり、研究資源として保存、管理され、近年ではその魅力を伝える活動が盛んに行われている。
 

色褪せない魅力を持つ会津型を活かしてデザインすることで、若いクリエイターの卵たちに新たな刺激を与え、成長の糧となる機会にしていただけるよう取り組んでいく。

過去の産学連携事業の詳細は以下のページからもご覧いただける。

▽2019年 第1回産学連携クラウドファンディング
https://www.kickoffjapan.com/fukushima/project/s/project_id/158

▽2020年 第2回産学連携プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000023648.html

▽2021年 第3回産学連携プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000023648.html