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【新潟ビジネス専門学校】Withコロナ!学校にいながら海外研修~アメリカ・ロサンゼルスとのリモート海外研修を実施~

教育人財開発機構 編集部 2022.01.19

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【新潟ビジネス専門学校】Withコロナ!学校にいながら海外研修~アメリカ・ロサンゼルスとのリモート海外研修を実施~
新潟ビジネス専門学校は、2021年12月8日(水)・15日(水)、日本とアメリカにおいての医療の違いを学ぶリモート海外研修を行った。研修には、59名の学生が参加し、医療制度の違いや「オープンシステム」と「クローズドシステム」の違い、日本の保険制度の特色や働き方の違いなどを学んだ。
NSGグループの新潟ビジネス専門学校では、「ライトハウス・キャリアエンカレッジUSA」ご協力のもと、2021年12月8日(水)および12月15日(水)に、日本とアメリカにおいての医療の違いを学ぶリモート海外研修を行った。
 

医療秘書・事務学科、IT医療情報学科、ビジネスライセンス学科の1年生59名が参加し、医療制度の違いや「オープンシステム」と「クローズドシステム」の違い、日本の保険制度の特色や働き方の違いなどを学んだ。

【オープンシステムとは】
病院の施設・設備の一部をかかりつけの先生に開放し、かかりつけ医と病院の医師とが共同して診察を行うもの。入院した際にも主治医が変わることなく、患者の様子をよく知っている医師が主治医のまま、入院から退院まで一貫した診療を行うことで、継続的かつ合理的な医療を受けることが可能となる。残念ながら日本ではあまり導入されていない。クローズドシステムが中心の日本では、外来診療はかかりつけ医が担当、入院診療は病院の医師が担当と役割が分かれている特色がある。

【リモート海外研修 概要】
■12月8日(水) 10:00~11:30
会場:新潟ビジネス専門学校
講師:大里 雅治様(東京都出身、大里メディカルクリニック院長)
   大里 江美子様(兵庫県出身、大里メディカルクリニック事務長・看護師)
内容:クリニックの歴史・概要・連携治療・スタッフに求める人材像・IT設備などの講演

◆大里メディカルクリニック
https://www.osatoclinic.com/

<クリニック概要>
ロサンゼルスにいながら、日本語で安心して医療を受けられる大里メディカルクリニックは、2001年に院長先生(大里 雅治様)と奥様(大里 江美子様)2人でスタート。現在では20人が働く総合内科・消化器専門病院へと成長、サウスベイという日本人が多く住む地域でなくてはならない大切なクリニックとなっている。病気の早期発見と予防、健康教育に重きを置きながら、約10年(1万件以上)の内視鏡経験をもとに、安全で痛みのない内視鏡検査も行っている。
 

■12月15日(水) 10:00~11:30
会場:ホテルイタリア軒 3F サンマルコ
講師:柏井 喜代子様(大阪府出身、ナースプラクティショナー)
   Ai Yim様(熊本県出身、Speech-Language Pathologist(言語療法士))
内容:アメリカにきた動機やきっかけ、仕事の内容・働き方において日米の違い、日米の保険制度の違い、現地での苦労話・成功話、チーム医療についてなどの講演およびグループワークとディスカッション

◆柏井 喜代子様 略歴
・大阪大学医療短期大学部看護学科卒
・東京大学医学部保健学科卒
・国立がんセンター中央病院勤務
・大阪大学医学部保健学科基礎看護学講座助手
・29歳で渡米
・2003年から現在までロングビーチメモリアルメディカルセンター勤務

◆Ai Yim様 略歴
・国際医療福祉大学保健学部言語聴覚障害学科卒業、同大学院修了
・1999年から言語聴覚士(ST)として急性期病院、リハビリテーション病院、長期療養型病院(介護施設併設)に勤務し、主に成人の言語療法、高次脳機能療法、摂食・嚥下療法を実施
・国際医療福祉大学福岡保健医療学部言語聴覚学科助教
・32歳で渡米
・カリフォルニア州立大学フラトン校大学院言語療法修士課程修了
・2014年からSpeech Language Pathologistとして病院、高度看護医療施設、訪問介護に勤務
 

【参考動画(12月8日(水)研修の様子)】
https://youtu.be/K4uEyNP9XF4

【参考動画(学生コメント)】
https://youtu.be/6pQJx9pULRU

【参加した学生のコメント】
〇12月8日(水)
・アメリカではオープンシステムのおかげで開業がとてもしやすく、多くの機器がなくても部屋さえあれば医師一人で開業できることや、看護師でも開業できるという点が日本と違い、一番印象に残りました。

・アメリカでは開業がしやすいが、日本では開業などにも厳しい要件があり、その違いで日本は安全だと感じ、自分たちが恵まれていることに気付きました。

・大里先生のおっしゃっていた「患者さんを助けるのは医師だけではなく、医療機関全体で助ける」という言葉に感動し、これから医療に携わる一人として自覚を持ちたいと思えた。

・大里クリニックにはアメリカでは少ない健診クリニックがあり、予防医療に力を入れていました。

・予防医学や食生活改善の大切さを教えていただき、家族にも今日の内容を話したいと思いました。

〇12月15日(水)
・アメリカは日本に比べてとても医療費が高く、風邪を引いた時にも気軽に受診する人が少ないということを知り、日本は医療制度の充実している良い国だと感じました。

・日本とアメリカの働き方の違いで、アメリカでは認定資格が多く取りやすい環境があり、認定を取るとお給料も上がるという仕組みが良いと思いました。

・英語が話せなくても夢を追いかけアメリカへ行った人の話を聞き、怖がらずに挑む大切さを学んだ。

・アメリカでは親切な人が多く、言葉が通じなくても助けてくれると知り、海外就職の意欲が湧きました。

・アメリカは勤務時間に定めがなく仕事が終われば帰ることや、州ごとに資格が違うため取り直さなければいけないことに驚いた。